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スラスラと流暢な英語を話したい!13個の重要な発声器官を解説!音を作る仕組みとは?

義務教育から何年も英語を勉強しているが、結局流暢に喋れない。

英語って難しい。

英語が使えたら仕事の幅も広がるのにな。

そんな事を思った事はないでしょうか?

我々、普段使う日本語と英語とでは、音を出す時に使う発声器官が違います。

これを知らないと、いわゆる『日本語なまり』の英語になってしまいます。

【要約】

  1. 人間の声は『気流』『発声』『調音』で作られている
  2. 『唇』『舌』『歯』の制御で『口腔』、『鼻腔』で共鳴させている
  3. 発声器官を学ぶと、英語の発音のコツが分かる

発音器官とは?

発声器官(はっせいきかん)とは、人間が声を発するために用いる器官の総称です。

人の声は気流・発声・調音を介して生成され、肺に溜めた空気を押し出し、呼気圧と気流が声帯を振動させ、唇・舌・歯の制御により口腔および鼻腔で共鳴させ母音・子音を形成して声としています。

音声学における「発声」は声帯振動による原音生成を指しますが、一般用語としての「発声」はこれら一連の音声合成過程を指します。

口腔(こうくう・Oral Cavity)

口腔とは、口裂から咽頭に連なる器官で、口腔は歯、口唇(こうしん)、頬部、口蓋(こうがい)、舌、唾液腺などから構成されています。

口腔内は歯を除き口腔粘膜によって覆われていて、常に唾液腺から分泌される唾液によって潤っている。

ほとんどの発音はこの『口腔』で作られています。

鼻腔(びくう・Nasal Cavity)

鼻腔は鼻の内部のことで、粘膜のひだによって、吸い込んだ空気を加温、加湿したり、ほこりを取り除いたりするなどの役割を持っています。

この『鼻腔』で作られる音を『鼻音』と言います。

「鼻音」は文字通り、「鼻から息を抜くことで出る音」で、英語の発音では『m』『n』『ŋ』が、鼻音です。

両唇鼻音(m)
歯茎鼻音(n)
軟口蓋鼻音(ŋ)

唇(くちびる・Lips)

上の唇を『上唇(じょうしん)』下の唇を『下唇(かしん)』と言います。

この2つを合わせた総称を音声学では『両唇(りょうしん)』と言います。

歯(teeth)、歯茎(gum)等

こちらはよく知られている部位なので、名称のみ紹介します。

硬口蓋(こうこうがい・Hard palate)

口蓋のうち、前部の硬い部分で口蓋の「蓋」とはふたのこと、つまり、口蓋とは口腔をふたする天井部分という意味です。

軟口蓋(なんこうがい・Soft palate)

口腔(こうこう)の中の硬口蓋(こうこうがい)の奥の方のやわらかい部分のことを指し、飲食する時に鼻孔への通路をふさいで食物が鼻にはいるのを防いでいます。

こちらで作られる音は、『軟口蓋音』と呼ばれています。

口蓋垂(こうがいすい・uvula)

口の奥(軟口蓋)の後部にある口蓋帆から垂れた部位。

通称喉彦(のどびこ、のどひこ)・上舌(うわじた)・のどちんことも言われています。

舌端(ぜったん・Blade)

舌の1番前の平面の部分を指します。

舌尖(ぜっせん・Tip)

舌の先端の尖った部分を指します。

先ほど紹介した「舌端」と「舌尖」の両方を合わせて『舌先』と呼ぶこともあります。

前舌(ぜんぜつ・Front)

硬口蓋に向かっている部分を指します。

後舌(こうぜつ・Back)

舌の後ろの部分で、軟口蓋の対面部に面してる部分です。

舌根(ぜっこん・Root)

舌の付け根。舌ののどに近い部分を指します。

声門(せいもん・Glottis)

喉頭部には言語音に欠くことのできない声帯があり,その声帯の間の通路を声門という。


【まとめ】

  1. 人間の声は『気流』『発声』『調音』で作られている
  2. 『唇』『舌』『歯』の制御で『口腔』、『鼻腔』で共鳴させている
  3. 発声器官を学ぶと、英語の発音のコツが分かる

発声器官の名前まで細かく調べると、なんとなく英語を流暢に喋れるヒントが隠されていたと思います。

英語の発音の仕方で困ったらこちらの記事を思い出して、実践して頂けると幸いです。

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