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金属可とう電線管工事:基本と接地工事のポイント解説

電気工事において欠かせない一環となる「金属可とう電線管工事」。

その手法は、自在に曲げることのできる金属製の可とう電線管を駆使し、安全かつ効果的な低圧屋内配線を構築する施工プロセスです。

この記事では、1種と2種の金属製可とう電線管や接地工事に焦点を当て、その基本から応用までを探ります。

電気工事の要とも言える金属可とう電線管工事について、深く理解していきましょう。

【要約】

  1. 自在に曲げられる金属製可とう電線管を使用。
  2. 金属可とう電線管の連結や分岐では、カップリングやボックスコネクタを使用。
  3. 低圧屋内配線の使用電圧により接地工事が異なり、300V以下はD種、300Vを超える場合はC種。

金属可とう電線管工事とは?

金属可とう電線管工事とは?

金属可とう電線管工事は、手で自在に曲げられる金属製の可とう電線管を利用する施工手法です。

1種と2種の2つの金属製可とう電線管があり、制約のある1種は一般的に2種を選択します。

低圧屋内配線には、屋外用ビニル絶縁電線(OW)を除く絶縁電線が使用され、通常は600Vビニル絶縁電線(IV線)が一般的です。

金属可とう電線管を連結したり分岐させたりする際には、カップリングやボックスコネクタを使用して電気的な接続を確実にします。

金属可とう電線管に適した付属品を誤らないように選ぶことが重要です。

曲げる際は、原則として曲げ半径は管の内径の6倍以上となります。

ただし、点検可能な場所では3倍以上に緩和できます。

支持点の間隔や端口の構造にも留意し、電線の被覆を損傷させないよう工夫します。

電線管には電線の接続点を設けないよう留意し、金属可とう電線管を据え付けたら慎重に配線を進めましょう。

作業時は、設計や安全基準に細心の注意を払ってください。

金属製可とう電線管の接地工事について

金属製可とう電線管の接地工事は、低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合はD種接地工事を、300Vを超える場合はC種接地工事を実施します。

ただし、使用電圧が300V以下かつ金属製可とう電線管の長さが4m以下である場合は接地工事の省略が可能です。

低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は通常C種接地工事が必要ですが、接触防護措置が施される場合はD種接地工事も適用可能です。

金属製可とう電線管の工事では、漏電や感電、火災事故を防ぐために接地工事を行い、電気を地中に埋めた接地極に導く対策が必要です。

金属可とう電線管工事の施設場所

金属可とう電線管工事の施設場所については以下の条件です。

・展開した場所(露出した天井や壁面など)は常に施工可能。

・点検できる隠ぺい場所(点検口がある天井裏や床下など)も常に施工可能。

・点検できない隠ぺい場所(点検口がない壁の内部や天井のふところなど)も施工可能。

注意事項:

・湿気の多い場所や水気のある場所では、防湿装置が必要。

・原則として2種金属製可とう電線管を使用。ただし、条件を満たす場合は1種金属製も可。

・使用電圧が300Vを超え、電動機に接続する部分で可とう性が必要な場合、または管の厚さが0.8mm以上の場合、1種金属製を使用できる。

以上が金属可とう電線管工事を行う条件と許容される場所です。


【まとめ】

  1. 自在に曲げられる金属製可とう電線管を使用。
  2. 金属可とう電線管の連結や分岐では、カップリングやボックスコネクタを使用。
  3. 低圧屋内配線の使用電圧により接地工事が異なり、300V以下はD種、300Vを超える場合はC種。

金属可とう電線管工事は、柔軟性と安全性を兼ね備えた電気工事手法。

1種・2種の管、600Vビニル絶縁電線の利用、適切な付属品選定が鍵。

接地工事も電気の安全確保に不可欠。湿気対策や条件により1種金属製も採用可能。

施設場所の条件と慎重な作業が、効果的な金属可とう電線管工事を実現する要因となる。

安全基準と設計に留意し、確かな配線を心掛けよう。

最後まで記事を見て頂きありがとうございます。

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